そもそもVBA自体が起動しないことがあるのですが、何でですか?

こんな疑問に回答します。
FindElement使用時に注意が必要(こんな課題に直面)
これは筆者が直面した問題ですが、
Google検索で VBA×SeleniumのFindElement系の記事を調べると、こんなコードに良く出会うかと。
.FindElementByClass("◆◆◆")
.FindElementByCss("◆◆◆")
.FindElementById("◆◆◆")
.FindElementByLinkText("◆◆◆")
.FindElementByName("◆◆◆")
.FindElementByPartialLinkText("◆◆◆")
.FindElementByTag("◆◆◆")
.FindElementByXPath("◆◆◆")
※◆◆◆:該当HTML情報を入れてあげる。
これらは Seleniumが用意したメソッドであり、
仮に Xpathで Webスクレイピングするとしたら使い方はこんな感じ。
Xpathの場合
■XpathでWebスクレイピングする場合
driver.FindElementByXPath("〇〇〇").text
※○○○:Xpathを入力してあげる
で、筆者は直面するわけです。
Chromeディベロッパーツールで Xpathをコピー&ペーストしてもSeleniumで情報を抽出できないことに。
正しい表現でいうと、VBAが動作しない。
で、何がダメだったのか?というのを解明しましたので詳しく説明していきます。
何がダメだったの?(解決方法)
結論、以下の通りに VBAならではの記載方法に修正してあげないと、Seleniumを実行できません。
ポイント
<前提>
■Xpath情報
//*[@id="eyebrow"]/a/p/span[2]
↓
○:正しい記載方法
driver.FindElementByXPath("//*[@id=""eyebrow""]/a/p/span[2]").text
※↑赤文字箇所を追記してあげる
✖:間違いの記載方法
driver.FindElementByXPath("//*[@id="eyebrow"]/a/p/span[2]").text
※XpathをそのままコピペするのはNG
理由を述べると、Xpathをそのままコピペすると、
VBA側の ""(ダブルクォーテーション)ルールに引っかかり、
意図しない範囲を文字列として扱われるため、Xpathを正しく認識してくれないからです。

終わりに
そもそもSeleniumは、C言語・Java・JavaScript・Python などのコア言語をサポートしており、
VBAは おまけで使えるような位置づけです。
ですので、VBA×Selenium の情報というのは、意外にもGoogle検索で引っかからないんですよね。
本屋さんでも そういった専門書は見つかりませんし。。。(コア言語×Seleniumの本は見つけた)
筆者は どうしても 仕事の兼ね合いで VBAでSeleniumを動作させる必要性があったので、
今後も、試行錯誤した結果を本ブログで公開していければと思います。
ダラダラ書いてもあれなので、今回はここまで。
今後もNakamuraBlogをよろしくお願いいたします。
おわり。